コンビニ人間

私はある程度本を読む方なのですが(といっても月に3冊程度)、どうしてもお気に入りの作家を2人までしか見つけることができず、
読むものがなくなった時はいつも様々な作品が載っている「短編小説」を購入していました。

 

ある深夜番組で、読書好きなタレントたちが自分の好きな作家を紹介するコーナーがありました。
「ぜひ読んでもらいたい一冊」という中で、当時芥川賞を受賞した「コンビニ人間」という本の紹介をしていました。

 

私は自分なりのモットーで、「新刊は買わない」「賞をとったからって買ってみることは邪道だ」と思い込んでいたため、さらりと聞き流していました。ただ、「コンビニ人間」というタイトルは非常に気になっていたのは事実です。
また、その時スタジオにいたタレントはみな絶賛していたこともよく覚えています。

 

そしていつものように本屋に立ち寄ったとき、「芥川賞受賞&テレビで紹介されました」というPOPが目にとまり、
自然と足を向けました。みな先日のテレビを見たせいか、他の本よりも積み上げている高さは低くなっており、
売れ筋が伸びていることは一目瞭然でした。

 

「どうしよう・・・気にはなるけど新刊だしなぁ」と思っていたのですが、
「この本は読み手によって終わり方が全く違う」

 

と言っていたおすすめ理由を思い出しました。過去数年、自分の変なモットーに基づいて新刊を購入しなかった私ですが、テレビから伝わって来る情報のみであっさりと「自分だけの」くだらないモットーを捨ててしまいました。

 

実際に読んでみると、最初からおもしろい!芥川賞の中でも珍しく短い内容なのであっという間に読み終えてしまいました。
テレビの紹介は本当で、「終わり方が違う」と言っていた意味もわかり、信じて正解だったなぁと感じました。
なかなか本を選ぶことができない人の本の探し方は、テレビ(メディア)でリアルな感想を聞いてみることも選択肢の一つだな、と感じています。

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